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HDFN高リスク妊婦にnipocalimabで胎児輸血の必要性減

2024年9月13日  New England Journal of Medicine

早期発症の重度胎児・新生児溶血性疾患(HDFN)の再発リスクが高い妊婦13例を対象に、胎児性Fc受容体阻害薬nipocalimab(妊娠14-35週に静脈内投与)の治療効果を第II相非盲検単群試験で評価(UNITY試験)。子宮内胎児輸血なしでの妊娠32週以降の生児出産を主要評価項目とし、ヒストリカルベンチマーク(0%)と比較した。臨床的に意味のある差は10%とした。 その結果、妊婦13例中7例(54%、95%CI 25-81)が子宮内胎児輸血なしで妊娠32週以降の生児出産に至った。胎児水腫は見られず、6例(46%)は出生前輸血も新生児輸血も受けなかった。子宮内胎児輸血は5例が妊娠24週以降、1例が妊娠22週5日(その後胎児喪失)に実施された。12例が生児出産に至り、うち1例が交換輸血1回と単純輸血1回、5例が単純輸血のみを受けた。まれな母体または小児感染症は見られなかった。重篤な有害事象はHDFN、妊娠または未熟児に関連していた。...