活気のない出生児に臍帯ミルキングの神経発達リスク低い
在胎期間35-42週で出生した活気のない新生児を対象に、臍帯ミルキング(UCM)による長期転帰をMINVI無作為化試験の二次解析で検討。出生時に早期臍帯結紮(ECC)群に割り付けられた児と、2年転帰を比較した。出生時の在胎期間中央値は両群とも39週だった。UCM群の45%およびECC群の43%が女児だった。主要評価項目は、22カ月および26カ月時のAges and Stages Questionnaire第3版(ASQ-3:乳幼児発達検査スクリーニング質問紙)スコアのある971例と、M-CHAT-R/F[改訂乳幼児期自閉症チェックリスト修正版(フォローアップ調査付き)]質問票スコアのある927例とした。 その結果、ASQ-3総スコア中央値は両群で同程度であり(UCM:255 vs. ECC:255、P=0.87)、ASQ-3サブドメインでも有意差は認められなかった。中ないし高リスクのM-CHAT-R/Fスコアに関しても同程度だった(9% vs. 8%、P=0.86)。...
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