重篤な皮膚有害反応リスクが高い経口抗菌薬は
2024年9月12日
Journal of the American Medical Association
カナダ・オンタリオ州で、一般に処方される経口抗菌薬に関連する重篤な皮膚薬物有害反応(cADR)リスクと患者の転帰をコホート内症例対照研究で検討。2002-22年に1剤以上の経口抗菌薬を投与された66歳以上の成人コホートから、処方後60日以内に重篤なcADRで救急外来を受診または入院した患者2万1758例(中央値75歳、女性64.1%)を症例患者とし、その条件に該当しない対照患者を各症例に対して最大4例マッチさせた(8万7025例)。マクロライド系薬を基準として、さまざまなクラスの経口抗菌薬と重篤なcADRの間の関連を、条件付きロジスティック回帰分析を用いて推定した。 その結果、マクロライド系薬との比較で、スルホンアミド系抗菌薬(調整オッズ比2.9、95%CI 2.7-3.1)とセファロスポリン系薬(同2.6、2.5-2.8)が重篤なcADRとの関連が強く、nitrofurantoin(同2.2、2.1-2.4)、ペニシリン(同1.4、1.3-1.5)、フルオロキノロン系薬剤(同1.3、1.2-1.4)が続いた。...
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