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眼内処置後の眼内炎リスクは20年間で著しく低下

2024年9月12日  JAMA Ophthalmology

2000-22年の民間保険およびメディケア・アドバンテージの医療保険請求データを用いて、眼内処置後の眼内炎発生率および1次治療としての硝子体手術施行率(tap and injectとの比較)の経時的変化をコホート研究で検討。患者212万4964例(平均年齢71.4歳、女性123万320例)で実施された眼内処置582万7809件を解析した。 その結果、眼内処置後の眼内炎発生率は全体で0.07%だった。眼内炎の年間発生率は変動したが、2000年の0.20%から2022年には0.05%へと全般的に低下した。1次治療としての硝子体手術の年間施行率にもばらつきが見られたが、2003年の48.6%から2021年には11.6%へと全般的に低下した。試験期間中に1年当たりの眼内炎発生率は2.7%[発生率比0.97(95%CI 0.97-0.98)、P<0.001]、硝子体手術施行率は3.8%[同0.96(0.95-0.97)、P<0.001]低下した。...