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小児/思春期児の砂糖入り飲料摂取量は30年間で2割増

2024年9月10日  British Medical Journal

小児/思春期児を対象とした砂糖入り飲料(SSB)の世界的摂取量と経時的傾向を集団ベース研究で検討した。1990年から2018年に185カ国の小児/思春期児(3-19歳)を対象に世界食事データベースを用いて解析し、年齢、性別、親の教育水準、居住地(地方または都市部)で層別化した。摂取量は1サービング248g(8オンス)を1回として標準化した。 その結果、2018年の平均SSB摂取量は全世界では週3.6回、最低が南アジア(週1.3回、95%不確実区間1.0-1.9)、最高がラテンアメリカ/カリブ海諸国(週9.1回、同8.3-10.1)だった。小児/思春期児のいずれも、年少者よりも年長者、農村部居住者よりも都市部居住者、親の教育レベルが低いよりも高いほうが、SSB摂取量が多かった。1990年から2018年に、世界の平均SSB摂取量は週0.68回(22.9%)増加し、特にサハラ以南のアフリカでは増加量が大きく週2.17回(106%)も増加した。...