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原発不明がん、CGP検査に基づく分子標的療法でPFS延長

2024年9月6日  Lancet

標準的な白金製剤を用いた化学療法3サイクル後に病勢コントロールが得られた非扁平上皮原発不明がん患者636例を対象に、包括的ゲノムプロファイリング(CGP)に基づく分子標的療法(molecularly guided therapy:MGT)と標準化学療法の継続の有効性および安全性を第II相非盲検無作為化試験で比較(CUPISCO試験)。追跡期間中央値は24.1カ月だった。 その結果、主要評価項目に規定したintention-to-treat集団の無増悪生存期間(PFS)中央値はMGT群6.1カ月(95%CI 4.7-6.5)、標準化学療法群4.4カ月(同4.1-5.6)だった(ハザード比0.72、95%CI 0.56-0.92、P=0.0079)。100人年当たりの関連有害事象発生率はMGT群と標準化学療法群でおおむね同等か、標準化学療法群よりMGT群の方が低かった。...