生物学的製剤曝露児へのロタウイルスワクチンは低リスク
妊娠第3三半期に生物学的製剤を使用していた炎症性腸疾患の母親(52例)から出生した児57例(出産週数中央値39週)を対象に、生物学的製剤による児の免疫システムへの影響と生ロタウイルスワクチン接種の安全性を検討。児の臨床症状、薬物濃度、免疫機能を評価した。最終接種から42日後までのロタウイルスワクチン特異的副反応を記録した。 その結果、生後10.7週齢での血中薬物濃度中央値は、インフリキシマブが6.1μg/mL、アダリムマブが1.7μg/mL、ウステキヌマブが0.6μg/mL、ベドリズマブが検出不能だったが、週齢に応じた免疫学的評価は全ての児で正常だった。一連の生ロタウイルスワクチンを乳児50例に経口接種し、初回接種時の年齢中央値は13週齢だった。免疫化後の副反応はなかった。...
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