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出産前に母親がIBDと診断で児のIBDリスク6.3倍

2024年9月5日  専門誌ピックアップ

炎症性腸疾患(IBD)の母親から出生した児129万358例を対象に、母親のIBD診断の時期(出生前または出生後)と児のIBDリスク上昇との関連を住民対象コホート研究で検討。出生前後の母親および父親(法的な両親)のIBD診断状況別に児のIBDリスクを評価した。 その結果、児1万41例(0.8%)の母親が出生前に、9985例(0.8%)の母親が出生後にIBD診断を受けていた。1837万420人年で、3537例がIBDの診断を受けた。IBDでない母親の児と比べ、出生前にIBDと診断された母親の児ではIBDの調整後ハザード比が6.27(95%CI 5.21-7.54)、出生後に診断された母親の児では3.88(同3.27-4.60)だった。また、出生前にIBDと診断された父親の児では調整後ハザード比が5.26(同4.22-6.56)、出生後に診断された父親の児では3.73(同3.10-4.50)だった。...