思春期特発性側弯症のカーブ進行に影響を及ぼす因子は
思春期特発性側弯症(AIS)患者145例(ベースラインの年齢12.1-13.4歳)を対象に、カーブ進行に影響を及ぼす胸腰仙椎装具(TLSO)装着期間とその他の危険因子について前向き多施設共同コホート研究で検討。主コブ角が20-45度、リッサーサイン0-2で、女性の場合は初潮後1年未満、10-16歳のTLSO装着AIS患者を組み入れた。主カーブ進行率、TLSO装着期間中の手術の推奨を評価した。また、装着期間とベースラインの骨格成熟度[Y軟骨(TRC)の状態、コブ角、年齢で評価]の因果効果を検討し、転帰予測モデルに当てはめた。 その結果、装着期間は、TRCの状態との交互作用も含め、重要な治療反応の要因だった。ベースラインのコブ角と年齢も意義のある要因だった。予測モデルの精度は79%、特異度は81%で良好、感度は68%で中等度だった。受信者動作特性曲線下面積(ROC AUC)は0.81だった。...
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