自閉症の年長同胞をもつ乳児1605例を対象に、自閉症スペクトラム障害(ASD)の家族内再発率を前向き縦断研究で推定。研究には、ASD家族リスクのある乳児研究の国際ネットワーク、Baby Siblings Research Consortiumのデータを用いた。ネットワークに参加した18の病院・大学などを変量効果とした一般化階層線形モデルにより、家族内再発の予測因子を調査した。 出生から3歳まで追跡の結果、ASD再発率は20.2%だった。男児、複数のASD年長同胞がいることが、家族内再発の有意な予測因子だった。自閉症同胞の性別も再発率に影響し、女性の自閉症同胞がいることの方が男性の自閉症同胞がいることよりも、ASD発症の可能性が有意に高かった。人種および母親の教育レベルも、家族内再発に関連していた。...
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