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切除可能なNSCLCに術前オシメルチニブのP2結果

2024年8月30日  Journal of Clinical Oncology

外科的に切除可能な病期I-IIIA期の上皮増殖因子受容体(EGFR)変異陽性(L858Rまたはエクソン19欠失)非小細胞肺がん(NSCLC)患者27例を対象に、術前補助化学療法としてのオシメルチニブの安全性と有効性を第II相多施設共同試験で検討。主要評価項目は、主要な病理学的奏効(MPR)率とし、安全性と有効性の副次評価項目も評価した。 その結果、術前に中央値で56日間オシメルチニブを投与した後、24例(89%)が手術を受け、3例(11%)が根治的な化学放射線療法に切り換えた。MPR率は14.8%(95%CI 4.2-33.7)で、病理学的完全奏効は確認されなかった。奏効率は52%で、無増悪生存期間中央値は40.9カ月だった。治療関連の重篤な有害事象(AE)が1件発現した(3.7%)。外科的切除を受けられなかった患者やAEのために手術を遅らせた患者はいなかった。高頻度に共発現した腫瘍ゲノム変異はTP53(42%)とRBM10(21%)だった。...