非小細胞肺がん(NSCLC)に対する肺区域切除術の開胸手術、ロボット支援胸腔鏡手術(RATS)、ビデオ補助下胸腔鏡手術(VATS)の各アプローチによる成績を後ろ向きコホート研究で比較。米国のSociety of Thoracic Surgeons General Thoracic Surgery Databaseの肺区域切除術症例9927例を対象に、手術件数の傾向、転帰、リンパ節転移のアップステージを評価した。 その結果、84.8%が低侵襲手術(MIS)を受け、2019年はRATSが最も多かった。開胸手術は手術件数が少ない施設での実施が多く(P<0.0001)、RATSは手術件数が多い施設での実施が多かった(P<0.0001)。VATSはRATSよりも開胸手術への移行率が高かった[オッズ比11.8(CI 7.01-21.6)、P<0.001]。MISは開胸手術よりも30日合併症発生率が低かった[VATS:オッズ比0.71(95%CI 0.55-0.94)、P=0.013、RATS:同0.59(CI 0.43-0.81)、P=0.001]。摘出されたリンパ節とリンパ節領域の数はRATSが...
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