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航空機乗務員の食事リズムの乱れ、精神的健康に悪影響

2024年8月26日  専門誌ピックアップ

中国の主要航空会社の航空機乗務員2万2617人を対象に、食事のリズムと精神的健康の関連を横断研究で検討。勤務日および休日の朝食および夕食のタイミングに関するデータを収集し、不安および抑うつ症状と食事のタイミング、1日の食事時間枠(朝食と夕食の間隔)、休日と比較した勤務日の食事時刻遅延などとの関連を評価した。 その結果、朝シフト日の午後8時以降の夕食摂取は、午後8時前の夕食摂取に比べて、不安(調整後オッズ比1.78、95%CI 1.53-2.05)および抑うつ(同2.01、1.78-2.27)のオッズ上昇に関連しており、同様の結果は夜シフト日および休日にも認められた。朝シフト日の食事時間枠12時間未満は、不安(同0.84、0.75-0.93)および抑うつ(同0.81、0.75-0.89)のオッズ低下に関連していた。朝シフト日の夕食遅延は不安(同1.32、1.13-1.54)および抑うつ(同1.39、1.22-1.58)のオッズ上昇に関連し、夜シフト日の夕食遅延でも不安(同1.22、1.06-1.39)および抑うつ(同1.21、1.08-1.36)のオッズ上昇に関連していた。...