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卵巣子宮内膜腫、深部浸潤性子宮内膜症があると卵巣がんリスク高い

2024年8月25日  Journal of the American Medical Association

子宮内膜症のサブタイプと卵巣がんの発生率との関連を米国ユタ州のPopulation Databaseのデータを用いたコホート研究で検討。子宮内膜症症例7万8893例を非子宮内膜症症例と1対5の割合でマッチさせた。子宮内膜症症例を表在性子宮内膜症、卵巣子宮内膜腫、深部浸潤性子宮内膜症、その他に分類し、非子宮内膜症症例と比較して卵巣がん全体、I型卵巣がん、II型卵巣がんについて1万人当たりの調整ハザード比、調整リスク差、および95%CIを推定した。 子宮内膜症の初回診断時の平均年齢は36歳だった。卵巣がん患者は597例だった。卵巣がんリスクは、非子宮内膜症症例よりも子宮内膜症症例の方が高く[調整ハザード比4.20(95%CI 3.59-4.91)、調整リスク差9.90(95%CI 7.22-12.57)]、I型卵巣がんリスクは特に高かった[同7.48(95%CI 5.80-9.65)、7.53(95%CI 5.46-9.61)]。卵巣がんリスクは、深部浸潤性子宮内膜症/卵巣子宮内膜腫症例で最も高く、調整ハザード比と調整リスク比は、卵巣がん全体がそれぞれ9.66(95%CI 7.77-12....