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慢性蕁麻疹へのオマリズマブ、主な中止理由はコントロール良好

2024年8月25日  専門誌ピックアップ

オマリズマブによる治療を受けたことがある慢性蕁麻疹患者2325例を対象に、投与継続および中止の理由と潜在的予測因子を10カ国14施設が参加した多国間多施設共同コホート研究で検討した。 その結果、オマリズマブの全継続率は1年後の76%から7年後には39%へと低下し[継続期間中央値3.3(95%CI 2.9-4.0)年]、治療中止の主な理由は疾患のコントロールが良好であることだった[576例(65%)]。無効性および有害作用が投与中止の理由だった患者はずっと少なく、それぞれ164例(18%)と31例(4%)だった。速い治療反応が疾患コントロール良好による中止率上昇に関連し(ハザード比1.45、95%CI 1.20-1.75)、2年超の罹病期間は疾患コントロール良好による中止率低下に関連していた(同0.81、0.67-0.98)。オマリズマブ開始時の免疫抑制療法併用および自己免疫疾患が、無効性による中止リスク上昇に関連していた(同1.65、1.12-2.42)。...