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ベドリズマブで治療したクローン病の重篤な感染症リスクは

2024年8月23日  専門誌ピックアップ

炎症性腸疾患(IBD)患者を対象に、ベドリズマブによる重篤な感染症リスクをコホート研究で検討。抗腫瘍壊死因子(TNF)投与中の患者およびマッチさせた一般集団と比較した。国民健康レジストリから治療エピソードを同定し、入院が必要な感染症と定義した重篤な感染症について評価した。 その結果、クローン病の治療エピソード1376件のうち、100人年当たりの重篤な感染症発生率はベドリズマブ群が5.18(95%CI 3.98-6.63)、抗TNF薬群が3.54(同2.50-4.85)で、ハザード比は1.72(同1.12-2.65)だった。一般集団では0.75(同0.59-0.92)で、ハザード比は7.00(同5.04-9.72)だった。潰瘍性大腸炎の治療エピソード1294件では、発生率はベドリズマブ群が3.74(同2.66-5.11)、抗TNF薬群が3.42(同2.31-4.89)だった。ハザード比は最初1.1年が0.80(同0.47-1.36)だったが、1.1年以降は2.03(同0.65-6.32)だった(非比例ハザードのため切断)。一般集団では0.69(同0.53-0.87)で、ハザード比は5.4...