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クローン病の臨床的寛解、リサンキズマブがウステキヌマブに非劣性

2024年8月22日  New England Journal of Medicine

中等症ないし重症クローン病患者を対象に、リサンキズマブの有効性および安全性を第IIIb相多施設共同非盲検エンドポイント盲検化無作為化比較試験で検討。ウステキヌマブと比較した。抗腫瘍壊死因子(TNF)で反応不十分、または許容できない副作用が発現した患者を組み入れた。主要評価項目は、24週時点の臨床的寛解[クローン病活動性指数(CDAI)スコア150未満、非劣性マージン10%ポイント]、および48週時点の内視鏡的寛解(SES-CDスコア4以下、ベースラインから2ポイント以上減少、サブスコアが2以上の項目がない)とした。 その結果、有効性解析集団(520例)で、リサンキズマブは24週時点の臨床的寛解に関してウステキヌマブに非劣性を示し[58.6% vs. 39.5%、調整後差18.4%ポイント(95%CI 6.6-30.3)]、48週時点の内視鏡的寛解に関して優越性を示した[31.8% vs. 16.2%、同15.6%ポイント(8.4-22.9)、P<0.001]。有害事象発現率は、両群で同程度と考えられた。...