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GLP-1受容体作動薬と高齢者の自殺リスクの関連性は

2024年8月22日  Annals of Internal Medicine

米国で、2型糖尿病の高齢者(66歳以上)を対象に、GLP-1受容体作動薬と自殺念慮および自殺行為のリスク上昇との関連を、全国的なメディケア管理データを用いたtarget trial emulation研究で検討。GLP-1受容体作動薬の新規使用者を、SGLT2阻害薬またはDPP4阻害薬の新規使用者と1対1で傾向スコアマッチングし、マッチした群内でCox比例ハザード回帰によってハザード比と95%CIを推定した。主要評価項目は自殺念慮および自殺行為の複合とした。 GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬との比較で2万1807組、DPP4阻害薬との比較で2万1402組を対象とした。GLP-1受容体作動薬の自殺念慮および自殺行為のハザード比は、SGLT2阻害薬に対して1.07(95%CI 0.80-1.45、率差1000人年当たり0.16、CI -0.53-0.86)、DPP4阻害薬に対して0.94(同0.71-1.24、-0.18、-0.92-0.57)で、明確なリスク上昇は確認できなかった。...