1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 40代へのマンモグラフィ検診について希望を調査

40代へのマンモグラフィ検診について希望を調査

2024年8月22日  Annals of Internal Medicine

米国で、乳がんの既往または既知のBRCA1/2遺伝子変異のない39-49歳の女性495例を対象に、マンモグラフィ検診の意思決定支援(DA)介入と、事前・事後の乳がん検診選好調査を、確率抽出法に基づく全国規模のオンライン調査として実施。DAでは、検診の便益と害、個別化された乳がんリスク推定についての情報を提供した。評価項目は、検診の選好、Gailモデルによる10年リスク推定、情報に対する驚きの有無などとした。 その結果、現在の年齢より遅い年齢でマンモグラフィ検診を希望する参加者は、DA前が27.0%、DA後が38.5%だった。マンモグラフィ検診を決して受けたくないと回答した参加者の数は増加しなかった(DA前5.4% vs. DA後4.3%)。検診を遅くしたい参加者は、遅くしたくない参加者よりも、乳がんリスクが低かった。過剰診断についての情報には参加者の37.4%が、偽陽性の結果と検診の便益についてはそれぞれ27.2%と22.9%が驚いたと回答した。...