エストラジオール抑制療法中にデノスマブ投与でBMD低下抑制
2024年8月20日
Journal of Clinical Oncology
卵巣機能抑制とアロマターゼ阻害(AI)を開始したエストロゲン受容体(ER)陽性早期乳がん女性68例を対象に、デノスマブの骨リモデリング抑制効果を12カ月間の二重盲検無作為化試験で検討。対象患者をデノスマブ群とプラセボ群に割り付け、0カ月時と6カ月時に投与した。主要評価項目は、脛骨遠位部の総体積骨密度(BMD)の12カ月間の調整平均群間差(MAD、95%CI)とした。 デノスマブは12カ月間でプラセボと比較して、脛骨遠位部の総BMD(20.8mg HA/cm3、17.3-24.2、P<0.001)、皮質骨BMD(42.9mg HA/cm3、32.1-53.9、P<0.001)、海綿骨BMD(3.32mg HA/cm3、1.45 - 5.20、P=0.004)、stiffness(強度)推定値(11.6kN/m、7.6-15.6)、破壊荷重(563N、388-736)の低下を防いだ。結果は橈骨遠位部でも同様だった。...
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