1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. AFの経口抗凝固薬中止で再発性虚血性脳卒中のリスク2倍

AFの経口抗凝固薬中止で再発性虚血性脳卒中のリスク2倍

2024年8月9日  JAMA Neurology

心房細動(AF)を有する虚血性脳卒中(IS)入院患者8119例を対象に、退院後に開始または再開した経口抗凝固薬(OAC)治療によるIS再発リスク、およびOAC中止とIS再発リスクとの関連を全国コホート研究で検討。主要評価項目はIS再発とした。 その結果、平均2.9年の追跡期間中に663例でIS再発が見られ、このうち533例(80.4%)はIS再発の時点でOAC治療を受けていた。1年時のIS再発の粗累積発生率は4.3%(95%CI 5.9-7.1)、全死因死亡の粗累積発生率は15.4%(同14.7-16.2)だった。調整後の解析でもほぼ同じ結果が示された。OAC治療を中止した患者は、継続している患者に比べてIS再発リスクが高かった(13.4%vs. 6.8%、調整後オッズ比2.13、95%CI 1.57-2.89)。...