胎児発育不全が超早産児の発達や行動と関連
2024年8月19日 専門誌ピックアップ
2014年4月-2016年6月にNeonatal Neurobehavior and Outcomes in Very Preterm Infants（NOVI）試験に登録された在胎30週未満の超早産児529例（平均在胎期間27.0±1.9週）のデータを基に、妊娠高血圧腎症および胎児発育不全（FGR）と発達/行動転帰との関連をコホート研究で検討した。 その結果、妊娠高血圧腎症はBayley乳幼児発達検査第3版［Bayley-III、認知尺度：B ＝3.43（95％CI －0.19-6.66）、言語尺度：B＝3.92（同0.44-7.39）、運動尺度：B＝1.86（同－1.74-5.47）］および子どもの行動チェックリスト/幼児用1.5-5［CBCL/1.5-5、内向尺度：B＝－0.08（同－2.58-2.73）、外向尺度：B＝0.69（同－1.76-3.15）、合計：B＝0.21（同－2.48-2.91）］の成績と関連しなかった。FGRは妊娠高血圧腎症の有無にかかわらず、有意に低いBayley-IIIスコアと関連した［認知尺度：B＝－8.61（同－13.33-－3.89）、言語尺度：B...