1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. チルゼパチドの減量効果はセマグルチドより高い

チルゼパチドの減量効果はセマグルチドより高い

2024年8月17日  JAMA Internal Medicine

米国で、2型糖尿病(T2D)の適応によりチルゼパチドまたはセマグルチドを投与されている過体重または肥満成人を対象に治療中の体重変化をコホート研究で比較。電子健康記録と調剤記録を結合したデータから傾向スコアマッチングした1万8386例(チルゼパチド9193例、セマグルチド9193例)を対象とした。主要評価項目は、体重変化(5%/10%/15%以上の減量達成をハザードとして評価)と消化器系有害事象(AE)発生率とした。 チルゼパチド群の55.9%、セマグルチド群の52.5%の追跡が中止された。減量達成はチルゼパチド群の方が有意に多かった[5%以上:ハザード比1.76(95%CI 1.68-1.84)、10%以上:同2.54(2.37-2.73)、15%以上:同3.24(2.91-3.61)]。治療中の体重変化率は、チルゼパチド群の方が3カ月時(差-2.4%、95%CI -2.5%--2.2%)、6カ月時(同-4.3%、-4.7%--4.0%)、12カ月時(同-6.9%、-7.9%--5.8%)でいずれも大きかった。消化器系AE発生率は2群間で同程度だった。...