肝硬変/AF併発にアピキサバンで大出血イベント減
2024年8月17日
Annals of Internal Medicine
2013-22年のメディケアおよびOptum Clinformatics Data Martのデータベースに登録された肝硬変および非弁膜症性心房細動(AF)併発患者の請求データを用いて、アピキサバン、リバーロキサバン、ワルファリンの有効性および安全性を全国コホート研究で比較。主要評価項目は、虚血性脳卒中または全身性塞栓症および大出血などとした。 傾向スコアマッチング解析の結果、リバーロキサバン開始群の方がアピキサバン開始群よりも大出血イベント発生率が有意に高かったが[1000人年当たり発生率の差33.1(95%CI 12.9-53.2)、ハザード比1.47(95%CI 1.11-1.94)]、虚血性イベントや死亡の発生率に有意差は見られなかった。ワルファリン開始群の方がアピキサバン開始群よりも大出血イベント発生率が有意に高く[同26.1(6.8-45.3)、1.38(1.03-1.84)]、特に出血性脳卒中リスクが高かった[同9.7(2.2-17.2)、2.85(1.24-6.59)]。...
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