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好酸球性食道炎の健康関連QOL・症状の改善にデュピルマブが有効

2024年8月15日  専門誌ピックアップ

好酸球性食道炎(EoE)患者を対象に、健康関連QOL(HRQoL)および症状改善に対するデュピルマブの有効性を第III相無作為化LIBERTY EoE TREET試験のパートA、Bで検討。12歳以上の成人/青年期患者を組み入れた。EoE症状質問票(EoE-SQ)、EoEの影響に関する質問票(EoE-IQ)、嚥下障害の重症度(PGIS)および変化(PGIC)に対する患者の全般的印象を用いて評価した。 その結果、24週時点で、デュピルマブ群ではEoE-SQの頻度[プラセボとの最小二乗平均差、パートA:-1.7(95%CI -2.9--0.5)、パートB:-1.4(同-2.3--0.5)、いずれもP<0.01]および重症度[パートA:-2.0(同-3.9-0.0)、P<0.05、パートB:-1.5(同-3.0-0.1)、P=0.07]の全般的スコアが減少し、各項目のスコア全てで臨床的に意義のある改善が認められた。また、EoE-IQ平均スコアに意義のある改善が、各項目(特に感情および睡眠障害)のスコアに改善が認められた。デュピルマブ群の方が嚥下障害のPGICが改善した、またはPGISで症状がな...