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酵素誘導抗てんかん薬併用でDOACの有効性に影響せず

2024年8月15日  JAMA Neurology

米国Clinformatics Data Martデータベースに登録された心房細動(AF)とてんかんを有する成人の医療データを用いて、直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)+酵素誘導抗てんかん薬(EI ASM)またはDOAC+非EI ASMを処方された場合の血栓塞栓イベントおよび大出血イベントの発生率を実薬対照新規使用者コホート研究で検討。DOACとASMの使用エピソード1万4078件を血栓塞栓イベント(主要評価項目)、1万4158件を大出血イベント(副次評価項目)の評価対象とした。 その結果、血栓塞栓イベントの発生率は1000人年当たり88.5、出血イベントの発生率は1000人年当たり68.3だった。DOAC+EI ASMの使用は、DOAC+非EI ASMの使用と比較して血栓塞栓イベントのリスクに差は見られなかったが(調整後ハザード比1.10、95%CI 0.82-1.46)、大出血イベントのリスク低下と関連した(同0.63、0.44-0.89)。...