中等症/重症アトピーにデュピルマブは長期的に有効

中等症ないし重症アトピー性皮膚炎（AD）成人患者2677例（男性60.2％、平均年齢39.2歳）を対象に、デュピルマブの長期的な安全性および有効性を5年間の非盲検継続試験で検討（LIBERTY AD試験）。主要評価項目は、治療中に発現した有害事象（TEAE）とその発現率とした。本試験では、試験期間中に用量・用法が修正された。 その結果、334例（12.5％）が最長260週の治療を完遂した。試験期間中、用量・用法調整後のTEAE発現率は全般的に安定、または低下していた。主なTEAE（発現率5％以上）には、上咽頭炎、ADの悪化、上気道感染症、結膜炎、アレルギー性結膜炎、頭痛、口腔ヘルペス、注射部位反応が含まれた。260週時点で、医師による全般的評価尺度（IGA）スコア0または1達成率は67.5％、病変の範囲と重症度を示すEASIスコアの75％以上の改善（EASI-75）達成率は88.9％だった。平均EASIスコアはベースラインが16.39、試験終了時が2.75だった。...