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スタチンで管理不十分なCVD患者にlerodalcibepでLDL-C低下

2024年8月11日  専門誌ピックアップ

最大耐用量のスタチンでLDL-C値低下が不十分な心血管疾患(CVD)患者およびCVDリスクが高い患者計922例を対象に、PCSK9阻害薬lerodalcibepのLDL-C低下効果および安全性を無作為化プラセボ対照第III相試験で検討。主要有効性評価項目は、52週時点のベースラインからのLDL-C値変化率および50週と52週で平均した変化率とした。 その結果、修正intention-to-treat(ITT)解析ではlerodalcibep群とプラセボ群の平均LDL-C低下率の差は、52週時点で56.2%、50週と52週の平均で62.7%となった。ウォッシュアウトモデルを用いた補完ITT解析ではそれぞれ49.7%、55.3%、per-protocol解析では60.3%、65.9%だった(いずれもP<0.001)。lerodalcibep群では615例中555例(90%)が、50%以上のLDL-C値低下とガイドライン推奨LDL-C目標値の両方を達成した。試験治療下で発現した有害事象は、注射部位反応を除き両群同等だった。注射部位反応発生率はlerodalcibep群6.9%、プラセボ群0....