IXT+近視小児に低用量アトロピンで近視進行を抑制
2024年8月11日
JAMA Ophthalmology
基礎型間欠性外斜視(IXT)および近視を両眼に呈する6-12歳の患者300例(平均年齢9.1歳、男児50.7%)を対象に、0.01%アトロピン点眼薬の有効性および安全性をプラセボ対照二重盲検無作為化試験で検討(AMIXT試験)。主要評価項目は、1年時点の調節麻痺下等価球面度数の変化量とした。 その結果、1年時点の等価球面度数進行度はアトロピン群-0.51D、プラセボ群-0.75D(差0.24D、95%CI 0.11-0.37、P<0.001)、眼軸長の伸長度は0.31mm、0.42mm(差-0.11mm、-0.17--0.06、P<0.001)で、いずれの進行もアトロピン群の方がプラセボ群よりも遅かった。調節幅の平均変化量はアトロピン群-3.06D、プラセボ群0.12Dだった(差-3.18D、-3.92--2.44、P<0.001)。アトロピンに関連する羞明の発生率はアトロピン群6.0%、プラセボ群8.0%(差-2.0%、-9.4-3.7、P=0.51)、近見での霞視は6.0%、7.0%だった(差-1.0%、-8.2-4.5、P=0.74)。...
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