1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 貧困地区の黒人居住者は川が近く緑が多いとCACリスク減

貧困地区の黒人居住者は川が近く緑が多いとCACリスク減

2024年8月10日  専門誌ピックアップ

Coronary Artery Risk Development in Young Adults(CARDIA)試験のデータを用いて、都市部の水域および緑地への近さと冠動脈石灰化(CAC)リスクとの関連に人種や社会経済的地位が影響するかどうかを検討。黒人1365例と白人1555例を解析対象とした。 その結果、黒人対象者では河川までの距離が近く、緑地面積が広いほどCACのオッズが低下した[河川まで四分位範囲(IQR)短縮(1.45km)当たりのオッズ比0.90、95%CI 0.84-0.96、緑地面積10%ポイント増加当たりの同0.85、0.75-0.95]。貧困地区の対象者では緑地面積が広いほどCACのオッズが低下したが(10%ポイント増加当たりの同0.89、0.80-0.99)、公園までの距離が近いほどCACのオッズが上昇した[IQR短縮(5.3km)当たりの同1.07、1.00-1.15]。貧困地区の黒人対象者では、河川までの距離が近く(IQR短縮当たりの同0.90、0.82-0.98)、緑地面積が広いほどCACのオッズが低下した(10%ポイント増加当たりの同0.85、0.75-0...