進行萎縮型加齢黄斑変性(AMD)に伴う地図状萎縮(GA)患者17例を対象に、JNJ-81201887遺伝子療法(JNJ-1887)単回投与の安全性および忍容性を第I相ヒト初回投与臨床試験で検討。最高矯正視力(BCVA)がスネレン指標換算20/200以下、GA病変サイズが5-20mm2の試験眼に、低用量(1眼当たりウイルスゲノム3.56×1010個)、中用量(同1.07×1011個)または高用量(同3.56×1011個)の硝子体内注射を実施した。 その結果、忍容性は全用量群で良好で、用量制限有害事象(AE)および治療関連の重篤または全身性のAEはなかった。5例(29%)で治療関連の眼炎症イベントが6件発生し、治療に関連しない致死性AE患者1例に発生した硝子体炎以外のAEは局所ステロイド投与または経過観察後に解消した。眼内炎や脈絡膜新生血管の新規発生はなかった。24カ月間でのGA病変拡大率は全群同等だった。高用量群では、平均拡大率の平方根が0-6カ月時の0.211mmから18-24カ月時の0.056mmまで継続して低下した。...
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