在胎32週未満児への分娩室蘇生、FiO2高値が死亡率低下と関連
2024年8月7日
JAMA Pediatrics
在胎32週未満の早産児に対する吸入中酸素濃度(FiO2)の相対的有効性を検討するため、系統的レビューおよび個別参加者データ(IPD)のネットワークメタ解析を実施。分娩室蘇生で2種類以上のFiO2を比較した無作為化試験12件(対象1055例のIPD)を解析対象とした。退院時の全死因死亡率を主要評価項目、未熟児の罹病率および5分時点の酸素飽和度を副次評価項目とした。 その結果、初期FiO2高値(0.90以上)による蘇生はFiO2低値[0.3以下、オッズ比0.45(95%信用区間0.23-0.86)、確実性:低い]および中間値(0.5-0.65、同0.34(0.11-0.99)、確実性:非常に低い]に比べ、死亡率の有意な低下と関連した。初期FiO2高値は死亡率低下で第1位となる確率が97%だった。他の罹病率への効果は結論が得られなかった。...
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