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低リスク部位の小型MIS、切除マージン5mmの再発率低い

2024年8月5日  専門誌ピックアップ

上皮内黒色腫(MIS)患者292例の計351病変を対象に、5mmマージンで切除後の再発率を症例集積研究で検討。手術記録に切除マージン5mmと記載されていること(切除マージン5mm超または未記載の病変は除外)および広範囲局所切除後の追跡期間5年超を選択基準とした。 その結果、サブタイプは表在拡大型[177病変(50.4%)]が最も多く、次いで悪性黒子型[107病変(30.5%)]および黒子型[67病変(19.1%)]だった。病変の部位は体幹[168病変(47.9%)]が最も多く、次いで上肢[96病変(27.4%)]および下肢[59病変(16.8%)]が続き、頭皮[2病変(0.6%)]が最も少なかった。ほとんどの病変が小型で、274病変(78.1%)が長さ10mm未満、312病変(88.9%)が幅10mm未満だった。348病変(99.1%)は5mmマージンで切除後に臨床的再発が見られなかった。3病変(0.9%)に局所再発が見られたが転移はなかった。...