切除後胆嚢がんにアジュバントGC療法/CCRTでDFS改善
胆嚢がん患者90例を対象に、アジュバントの化学療法(ゲムシタビン+シスプラチン:GC)またはカペシタビン化学療法を併用したカペシタビン同時化学放射線療法(CCRT)による生存率改善効果について、「pick the winner」選択を用いた第II相多施設共同非盲検無作為化非対照試験で検討(GECCOR-GB試験)。終末器官機能が十分で、ECOGパフォーマンスステイタスが1以下、R0またはR1切除後腺がんもしくは腺扁平上皮がん(II/III期)の患者(18歳以上)を組み入れた。主要評価項目は、無作為化した患者の1年無病生存(DFS)率とした。各治療群で、1年DFS率が59%未満の場合を効果不十分、77%以上を効果十分と見なした。 その結果、1年DFS率はGC群が88.9%(95%CI 79.5-98.3)、CCRT群が74.8%(同60.4-89.2)、2年推定DFS率はそれぞれ77.8%(同65.4-90.2)および74.8%(59.9-86.3)だった。計画した治療の完遂率はGC群が82%、CCRT群が62%だった。...
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