RAへのグルココルチコイド、用量依存性に心血管リスク上昇
一定用量の疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)療法を180日間超継続している関節リウマチ(RA)患者を対象に、低用量グルココルチコイドの使用と心血管アウトカムとの関連について、2つの保険請求データベースと逆確率重み付け法を適用した比例ハザードモデルで検討。メディケアの13万5583例と、Optumの匿名化Clinformatics® Data Mart(CDM)データベースの3万9272例を解析対象とした。 その結果、複合心血管アウトカム(脳卒中または心筋梗塞)の発生率は、メディケアコホートで100人年当たり1.3、CDMコホートで同0.8だった。メディケアコホートでは、調整後モデルで予測される1年発生率がグルココルチコイド非使用群で1.1%に対して、5mg以下群で1.4%、5-10mg群で1.6%、10mg超群で1.8%と用量依存性に上昇した。CDMコホートでは有意な関連は認められなかったが、心血管リスクの高い若年RA患者のサブグループで用量依存性の上昇が見られた。...
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