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重症急性臓器機能不全へのダパグリフロジンで転帰改善効果は

2024年7月22日  Journal of the American Medical Association

ブラジルの集中治療室(ICU)22室で呼吸器、心血管または腎臓の急性臓器機能不全によるICU入室の重症患者507例(平均年齢63.9歳、女性46.9%)を対象に、標準ケアへのダパグリフロジン上乗せの転帰改善効果を無作為化試験で検討(DEFENDER試験)。39.6%の患者が感染症疑いによりICUに入室し、入室から無作為化までの期間中央値は1日だった。主要評価項目は階層的複合アウトカム(28日目までの院内死亡、腎代替療法の開始、ICU入室期間)とし、副次的評価項目は臓器補助離脱日数、ICU入室期間、入院期間の階層的アウトカムとした。 その結果、ダパグリフロジン上乗せ群の標準ケア単独群に対する主要評価項目のwin ratioは1.01(95%CI 0.90-1.13、P=0.89)だった。副次的評価項目の中では、ダパグリフロジン上乗せの便益性の確率は腎代替療法が0.90と最も高く、発生率はダパグリフロジン上乗せ群10.9%、標準ケア単独群15.1%だった。...