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EoEにベンラリズマブで有意な組織学的奏効

2024年7月24日  New England Journal of Medicine

好酸球性食道炎(EoE)患者211例を対象に、抗IL-5受容体αモノクローナル抗体ベンラリズマブの有効性および安全性を第III相多施設共同二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討。12-65歳で組織学的に活動期の症候性患者を組み入れた。有効性の主要評価項目は、24週時点の組織学的奏効(好酸球数が高倍率視野当たり6個以下)と、嚥下障害症状質問票(DSQ:0-84)スコアのベースラインからの変化量とした。 その結果、24週時点で、ベンラリズマブ群の方がプラセボ群より組織学的奏効率が高かった(87.4% vs. 6.5%、差80.8%ポイント、95%CI 72.9-88.8、P<0.001)。しかし、DSQスコアのベースラインからの変化量に有意差は認められなかった(最小二乗平均差3.0ポイント、同-1.4-7.4、P=0.18)。有害事象発現率は、ベンラリズマブ群が64.1%、プラセボ群が61.7%だった。有害事象により試験を中止した患者はいなかった。...