オリゴ転移/進行の婦人科がんにSABRで腫瘍を制御

米国およびカナダの5施設で、体幹部定位放射線治療（SABR）を受けたオリゴ転移性およびオリゴ進行性の婦人科がん患者215例を対象に、SABR後の転帰を後ろ向きプール解析で評価。主要評価項目は、SABR後の局所再発および遠隔再発の累積発生率、無化学療法生存期間（CFS）、全生存率（OS）とした。 その結果、局所再発累積発生率は、1年時点で13.7％（95％CI 9.4-18.9）、5年時点で18.5％（同13.2-24.5）、遠隔再発累積発生率は、1年時点で48.5％（同41.4-55.1）、5年時点で73.1％（同66.0-79.0）だった。OSは、1年時点で75.7％（同69.2-81.1）、5年時点で33.1％（同25.3-41.1）となった。CFS中央値は21.7カ月（同15.4-29.9）だった。多変量解析で、局所再発はリンパ節転移、病変サイズ、生物学的効果線量、治療適応、施設、および原発性疾患の種類と有意に関連していた。遠隔無増悪生存率はリンパ節標的および病変サイズと関連していたが、OSおよびCFSは病変サイズと有意に関連していた。...