妊娠中のコロナワクチン接種、死産との関連なし

妊娠女性を対象に、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）ワクチンの接種と死産との関連を米国のVaccine Safety Datalinkに参加する8施設のマッチドケースコントロール研究で検討。出産前、出産時、または出産後に最低1回受診した16-49歳の単胎妊娠から死産と生児出産を抽出し、分娩前死産と生児出生を1対3の割合でマッチさせ、分娩前死産と妊娠中のCOVID-19ワクチン接種の関連を評価した。 分娩前死産276例と生児出生822例のマッチ解析で、妊娠中のCOVID-19ワクチン接種と死産との間に関連は認められなかった（ワクチン接種者での死産38.4％ vs. 生児出生39.3％、調整オッズ比1.02、95％CI 0.76-1.37）。ワクチン製造業者別（Moderna：調整オッズ比1.00、95% CI 0.62-1.62、Pfizer-BioNTech：同1.00、0.69-1.43）、ワクチン接種回数別（1 vs. 0：同1.17、0.75-1.83、2 vs. 0：同0.98、0.81-1.17）、死産（生児出生では指標日）前6週間以内のワクチン接種と未接種の比較（...