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AML高齢患者、HMA治療で生存期間短縮も在宅期間延長

2024年7月21日  JAMA Oncology

急性骨髄性白血病(AML)の高齢(66歳以上)患者7946例を対象に、治療後の在宅療養日数について後ろ向きコホート研究で検討。高齢患者では、在宅期間が治療意思決定の重要な要素となっている。Surveillance, Epidemiology, and End Results(SEER)とメディケアのデータを結び付けた。主要評価項目は、アントラサイクリン系薬剤を用いた化学療法、または低メチル化剤(HMA)を用いた治療後の在宅療養期間とした。 その結果、生存期間中央値は、アントラサイクリン系群が11.0カ月、HMA群が8.0カ月だった。全患者での治療後1年目の調整後在宅療養率は52.4%だった。在宅療養率はHMA群が最も高く(60.8%)、続いてアントラサイクリン系群(51.9%)だった。HMA群ではアントラサイクリン系群よりも生存期間中央値は短かったが在宅総日数が長く、1年目では平均33日長かった(222日 vs. 189日)。...