Cure Glomerulonephropathy(CureGN)研究の横断および縦断解析で、早産(在胎37週未満:235例)と有害な糸球体疾患転帰の関連を正期産(在胎37週以上:2205例)と比較。推算糸球体濾過量(eGFR)40%低下または腎不全への進行の複合転帰は生存解析および調整コックス比例ハザードモデルを、タンパク尿の寛解は調整ロジスティック回帰モデルを用いて評価した。 その結果、小児の研究参加者は、成人の参加者に比べ早産が多かった(12.8% vs. 7.69%、P<0.001)。早産の成人は正期産の成人よりも巣状分節性糸球体硬化症の有病率が高く(35% vs. 25%、P=0.01)、APOL1高リスク遺伝子型の保有率も高かった(9.4% vs. 4.2%、P=0.01)。早産参加者の方が、eGFR 40%低下または腎不全への進行が速かった(P=0.001)。adjusted analysisでは、早産の参加者はeGFR 40%低下または腎不全となる可能性が28%高く(ハザード比1.28、1.07-1.54、P=0.008)、タンパク尿が完全寛解する可能性が38%低かった...
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