両親の記憶障害歴がAβ負荷に影響
2024年7月19日
JAMA Neurology
認知障害のない高齢者を対象に、母親と父親の記憶障害の有無による特徴を横断研究で検討。アルツハイマー病予防を目的とした無作為化試験Anti-Amyloid Treatment in Asymptomatic Alzheimer (A4)試験のスクリーニングを受けた4413例のデータを活用した。 4413例(平均年齢71.27歳、女性59.3%)のアミロイドβ(Aβ)-PETの平均値は、記憶障害歴が両親ともにある455例[平均標準化取込値比(SUVR)1.12、Wilcoxon P=1.1×10-5]と母親のみの1772例(同1.10、P=2.70×10-5)では、父親のみの632例(同1. 08、P=1.1×10-5)と家族歴なしの1554例(同1.08、P=1.1×10-5)と比較して高かった。父親が65歳未満で記憶障害を発症した参加者のAβ-PET値(同1.19、P=3.00×10-6)は父親に病歴がない場合(同1.09、P=3.00×10-6)よりも高かったが、65歳以上での発症の場合は関連がなかった。母親の記憶障害は、65歳未満発症と65歳以上発症の両方が参加者のAβ上昇と関連し...
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