妊娠初期にメトホルミン使用で死産・先天奇形増加せず
2024年7月19日
Annals of Internal Medicine
糖尿病合併妊娠女性を対象に、妊娠第1期でのメトホルミン使用による催奇形性についてリアルワールドデータを用いた標的試験模倣研究で検討。妊娠前から2型糖尿病で、最終月経期(LMP)前にメトホルミン単剤療法を受けていた妊婦を組み入れた。メトホルミンを中止しインスリンを開始する群(インスリン単剤群:850例)と、メトホルミンを継続しインスリンを併用する群(インスリン+メトホルミン群:1557例)を比較した。死産、先天奇形を伴う生児出生を評価した。 その結果、死産の推定リスクは、インスリン単剤群が32.7%、インスリン+メトホルミン群が34.3%だった(リスク比1.02、95%CI 1.01-1.04)。先天奇形を伴う生児出生の推定リスクは、インスリン単剤群が8.0%、インスリン+メトホルミン群が5.7%だった(同0.72、0.51-1.09)。...
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