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父親がメトホルミン単剤使用で先天性大奇形は増加せず

2024年7月18日  Annals of Internal Medicine

イスラエルで、受精前の精子形成期間の父親のメトホルミン使用と新生児の先天性大奇形(MCM)リスクを、大規模保健基金のデータを用いたコホート研究で検討。1999-2020年の生児出生で、父親および母親のデータと結合した38万3851件を解析対象とした。評価項目はMCMと父親の心血管代謝疾患とし、臨床診断、調剤記録、臨床検査結果を用いて確認した。 その結果、精子形成期にメトホルミンを使用していた父親とその配偶者の心血管代謝疾患の有病率は、使用していない父親と比較してかなり高かった。全ての剤形での父親のメトホルミン曝露とMCMに対する調整前オッズ比は1.28(95%CI 1.01-1.64)だったのに対し、調整後のオッズ比は1.00(同0.76-1.31)だった。治療レジメン別の調整後オッズ比は、メトホルミン単剤療法で0.86(同0.60-1.23)、管理不良の糖尿病患者で広く用いられるメトホルミンを含む多剤併用療法で1.36(同1.00-1.85)だった。...