超高リスク腎細胞がんにエベロリムス術後療法でRFS改善
2024年7月18日
European Urology
腎細胞がんに対するエベロリムス術後補助療法とプラセボを比較した第III相試験(EVEREST試験)では、無再発生存期間(RFS)を延長した(ハザード比0.85、95%CI 0.72-1.00、P=0.051)が、名目上の有意水準には達しなかった(P=0.044)。今回、試験参加患者のうち超高リスクの淡明細胞腎細胞がんの集団(699例)で2次解析を実施。Cox回帰モデルを用いて、エベロリムス群とプラセボ群のRFSおよび全生存率を比較した。 その結果、プラセボに比べて、エベロリムス術後補助療法はRFSを統計的有意に改善した(ハザード比0.80、95%CI 0.65-0.99、P=0.041)が、有害事象によって治療完遂率は低かった(エベロリムス群47%、プラセボ群64%)。全生存率の改善は有意ではなかった(同0.85、0.64-1.14、P=0.3)。...
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