1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 毛孔性扁平苔癬の有病率と治療パターン、米

毛孔性扁平苔癬の有病率と治療パターン、米

2024年7月15日  専門誌ピックアップ

米国のExplorysデータベースを用いて、成人の毛孔性扁平苔癬(LPP)有病率および皮膚科医による治療パターンを横断研究で調査。分析対象は146万6832人で、そのうち有病率分析では241人、治療分析では991人がLPPと診断された。有病率の主要評価項目は年齢、性別、人種で標準化したLPP粗有病率推定値とし、治療分析の主要評価項目は診断1年以内のLPP治療率、1年超の治療継続率、治療切り替え率、治療併用率とした。 その結果、全有病率は10万人当たり13.4(95%CI 11.7-15.1)だった。治療分析では、64.1%が薬物療法を1種類以上受けていた。1年超の治療継続率は、ステロイド病変内注射35.5%、ヒドロキシクロロキン24.1%で、1年時点で治療切り替えが発生していたのは、最初にステロイド病変内注射を処方された患者12.6%、ステロイド外用薬を処方された患者22.7%だった。2種類または3種類の治療併用率はそれぞれ13.8%、7.5%だった。...