増殖性糖尿病網膜症へのPRP、抗VEGFよりPPV施行率高い
2024年7月14日
JAMA Ophthalmology
増殖性糖尿病網膜症(PDR)新規診断患者6020例を対象に、単独療法としての汎網膜光凝固術(PRP)の転帰を後ろ向きコホート研究で検討。主要評価項目は経毛様体扁平部硝子体切除術(PPV)、硝子体出血(VH)、牽引性網膜剥離(TRD)の発生率とし、PRP施行患者(平均年齢64.8歳、黒人28.21%、白人48.95%、女性50.88%)とマッチさせた抗血管内皮増殖因子(VEGF)単独療法患者(同66.1歳、同26.75%、同50.31%、男性50.52%)で比較した。 その結果、PRP群は抗VEGF群に比べ、5年時点のPPV施行率増加と関連し[相対リスク1.18(95%CI 1.05-1.36)、リスク差1.37%(95%CI 0.39-2.37)、P<0.001]、1年および3年時点でも同様の関連が見られた。PRP群は抗VEGF群に比べ、5年時点のVH[同1.72(1.52-1.95)、同7.05%(5.41-8.69)、P<0.001]およびTRD[同2.76(2.26-3.37)、同4.25%(3.45-5.05)、P<0.001]の発生率増加と関連し、6カ月、1年、3年時点でも同...
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