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コロナワクチンの副反応と中和抗体価に関連性

2024年7月13日  Annals of Internal Medicine

米カリフォルニア州で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン接種による短期副反応がその後の中和抗体(nAB)反応と関連するかどうかを前向きコホート研究で検討した。SARS-CoV-2ワクチン一次接種のみまたはSARS-CoV-2曝露歴がない成人を対象に、BNT162b2またはmRNA-1273を2回接種し、2回目接種1カ月後と6カ月後の血清nAB抗体価、接種時ごとの症状自己報告(363例、女性65.6%、平均52.4歳)、客観的な生体機能測定(147例、同66.0%、58.8歳)を解析した。 その結果、2回目接種1カ月後と6カ月後ともに、悪寒、疲労感、体調不良、頭痛の発現と、nAB値上昇(1.4-1.6倍)との間に関連性が認められた。症状の数、接種による皮膚温と心拍数の変化も、接種1カ月後と6カ月後の観察時点でnABと正の相関があった。2回目接種後の皮膚温が1℃上昇するごとに、1カ月後のnABは1.8倍、6カ月後のnABは3.1倍上昇した。...