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敗血症へのβラクタム薬、持続注入と間欠注入の死亡リスクを比較

2024年7月10日  Journal of the American Medical Association

重症敗血症の成人患者を対象に、βラクタム系抗菌薬の持続注入と間欠注入の死亡リスク低下効果を国際共同非盲検無作為化試験で比較(BLING III試験)。集中治療室(ICU)でピペラシリン・タゾバクタムまたはメロペネムを投与する患者を24時間等量で持続注入群(3498例)と間欠注入群(3533例)に割り付けた。主要評価項目は無作為化後90日以内の全死因死亡とした。 7031例(平均年齢59歳、女性35%)を主要解析の対象とした。90日以内に持続注入群では24.9%、間欠注入群では26.8%が死亡した[絶対差-1.9%(95%CI-4.9-1.1%)、オッズ比0.91(95%CI 0.81-1.01)、P=0.08)。副次評価項目のうち臨床的治癒率は、持続注入群の方が間欠注入群よりも高かった[55.7% vs. 50.0%、絶対差5.7%(95%CI 2.4-9.1%)]。...