非重度の非心原性虚血性脳卒中または高リスクの一過性虚血性発作患者3144例を対象に、長期コルヒチン投与(1日当たり0.5mgの経口投与)の再発イベント抑制効果を無作為化比較試験で検討(CONVINCE試験)。主要評価項目は虚血性脳卒中の初回再発、心筋梗塞、心停止または不安定狭心症による入院の複合とした。 intention-to-treat解析の結果、100人年当たりの主要複合評価項目発生率はコルヒチン+通常ケア群3.32、通常ケア単独群3.92だった(ハザード比0.84、95%CI 0.68-1.05、P=0.12)。ベースライン時点のC反応性蛋白(CPR)値に群間差は見られなかったが、28日、1年、2年、3年時点ではコルヒチン+通常ケア群で低かった(いずれもP<0.05)。重篤な有害事象発生率は両群同等だった。本試験は、新型コロナウイルス感染症大流行による予算の制約のため、転帰の予想発生件数に到達する前に終了となった。...
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